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頼まれごとは試されごと  5

◆「頼まれごとは試されごと」
  中村 文昭

 仕事量が際限なく増え続けていった今年の2月に個人で保険代理店をやっている友人が車の中でボソッと教えてくれた言葉。
 勉強熱心、行動的、野心家の彼に会うといつもヒントとなるような言葉を教えてくれる。
その中でもクロフネカンパニー中村文昭氏の言葉は強く印象に残った。

勝海舟の人生訓】にも以下のような言葉がある。

◆「職責を超える仕事ができるかできないか。また、求められたら、そういう職責を超える仕事をやる勇気があるか、ないか」
 −人物を見分けるものさし−

仕事をしている日々の中で、以下のような言葉を耳にすることがある。

「やったって給料は変わらない」

「レギュラーの仕事が忙しい」

「なんもせんがまし」

あれもこれもやって、自分の職責を果たせなくなってしまえば本末転倒だけど、

「与えられたことをしっかりやります」

だけではちょっとさびしい。

またアイデアを出すことなく、出来ない理由を探し、それを正当化するために事例や人の意見を多用すること・・・。
それは会議等の場において一見賢く見えたりもする。

仕事の中身や企画から課題やリスクをあぶりだす視点は絶対に欠かせない。
しかしそういった点にばかり目を向けた発言が中心となってしまうと企画、会議はストップしてしまう。
そのような姿勢でことに励んだり、発言をしていると知らないうちに誰からも依頼されることはなくなる。

間違い探し、欠点を見つけるというのは実はたやすい。


「頼まれごとは試されごと」

相手の要望・期待を十分に理解し、そこに自分が関わることでのプラスをお返しできるよう、日々気をつけて取り組もうと改めて思う。



ke2514ke2514  at 22:54コメント(0)トラックバック(0)  この記事をクリップ! 

中村俊輔の試合後のインタビュー  5

機内で俊輔学校、欧州直行せず帰国便同乗

−日本代表MF中村俊輔(30)が、1万メートル上空で移動教室を開催する。W杯予選バーレーン戦終了後の7日に、他の欧州組が直接クラブに戻る中、ただ1人国内組とともにチャーター機で帰国することが6日分かった。10時間以上の移動時間を、貴重なコミュニケーションの機会として利用する考え。後輩選手たちに、真剣勝負の場で浮上した問題点・収穫を、時間をおかずに確認させ、今後の戦いへ向けての肥やしにさせる。−

 日刊スポーツより

オシムの言葉】

「サッカーがすべて偶然だけなら、監督は必要はない。だが、サッカーは偶然について、いろいろ哲学的に考えることができる。すべての偶然も、自分たちがサポートすることによって、幸運を自分たちの方に引っ張ることができる。」

「日本人同士がもっとおしゃべりできれば、さらに進歩するのだが。ただ(私やコーチが)話すことを聞くだけでは進歩はない。彼らから話し掛けてくるのを、私は待っている。一つのベルが鳴るより、多くのベルが鳴った方が、いい音がするだろう?」
 
「勝った試合ではあるが、良かったことより悪かったことについて、より費やすことが明日のためになると思う。」

「選手たちが自分の頭で対応できるかどうかが大切だ。試合が始まってからでないと分からないことは、選手だけで解決しなければならない。」

「いずれにしろ、『今日は勝ってよかった』と言えるに値する内容であったと思う。ただし、負けないときにも学ぶものがある。サッカーとはそういうものだ。
よかったら帰りの飛行機の中で、一晩中話してもいい(笑)。」

スポーツナビより引用

中村俊輔の言葉】

「いつも先を見て、周囲を見て、空気を読んで、自分に足りないものは何かと察知して、準備しなくちゃいけないと、僕は常にそう考えている。」

著書 察知力より


バーレーン戦直後のインタビューに答える中村俊輔の表情は私が初めて目にするものだった。

大人しい印象を持たれる選手だけれど、過去の試合後のインタビューでも試合の内容に対する課題を述べることはあったし、雑誌のインタビューにおいては相手チームのプレースタイルから日本代表や彼自身のプレーに至るまで、主観と客観を持った幅広い視点からの言葉が多く、他の選手のコメントと比較するとはるかに多様性があり、深い内容のものが多かった。
サッカーに対して人生を捧げているという点で日本で一番の存在だと思う。

CLという場で戦うことの意味においては、チームとしての勝利を求めながらもイタリア、スペイン、イングランドなどのトップクラスのチームと戦える場と捉え、そこから貪欲なまでに自分に足りないものを吸収しようという姿勢が貫かれていた。
それがセルティックでプレーを続ける理由である、と彼自身も語っている。

そんな彼がわずかな時間しか用意されてない試合後のインタビューで、何かを伝えようとしてはもどかしそうにしているという様子が画面に映し出されていた。
伝えたいことが頭の中にはいくつもあるのに、それをまだ言葉に置き換えられていないこと、TVのインタビューで語るというシチュエーションの良し悪し、そして限られた時間・・・。

結果的には、終了間際に相手に与えた2失点を課題にしていかないと、というニュアンスと勝ち点3を得られたという結果について語ったのみだった。
彼の言葉をもっと聞きたいと思った、それらを語る表情とともに。

危険なシーンを招いた自陣でのミス(今日も前半にあった)など自分自身のプレーに対してのコメントが多かった今までの試合後のインタビューと違い、バーレーン戦後のインタビューにおいては、チーム全体に対して感じたことを自分が伝えていかなければ、という責任感を持ってコメントしようとする姿勢が感じ取れた。

そういった変化が日本に帰国する国内組と呼ばれる監督・選手が乗った飛行機に便乗することにつながったのかは今は分からない。
当初から予定されていた行動かもしれない。

それでも彼から伝えられるであろう指摘とわずかの時間を活用してチームとコミュニケーションを取ろうという姿勢は、今後の日本代表において間違いなくプラスになると思う。

サッカーという相手チームの存在があって成り立つスポーツは、オシムが
「試合が始まってからでないと分からないことは、選手だけで解決しなければならない。」
というように考える能力とコミュニケーション能力が強く求められる競技である。

その2点は、日本人が不得意とする能力でもある。
トルシェ監督時代には強制的ともいえる指示というものによって、その不足を補い細部にいたるまでチームのルールが徹底された。
ジーコ監督時代には、中田英寿という一人のプレーヤーがその指南役を過剰なまでに背負わされ、チームとしてのバランスを崩すことに繋がった。

中村俊輔という実績と信頼があり、中田英寿とは違うアプローチ手法をもつ存在が日本代表にどう反映されていくのか?
岡田監督はその状況をどう捉えていくのか?
日本代表というチームが今後どのように構成されていくかという意味で、その点に非常に興味がある。

実際の試合において、中村俊輔がケガなどのアクシデントにあうことがなく最終予選を乗り切れるかどうかという不安を抱く人は相当に多いと思われる。
彼のコンディション、相手の彼に対する対応によってチーム力が大きく変わるという【中村俊輔依存】という不安要素が確かに存在している。

中村俊輔が試合に出られない状況・・・。
一人のプレーヤに依存しないチームとしてのプレースタイル。
オシムはそういった状況を想定し、組織として戦うコンセプトを示し、立ち上げ時からチームを構成してきた。

オシムを尊敬し、代表に呼ばれていなかったチーム発足当初からオシムの練習の様子、コメントを雑誌やチームメイトから収集していた中村俊輔は、そのコンセプトを理解しようと努めていたし、日本代表の方向性として彼自身も同じ、もしくは近いイメージを海外での戦いの経験の中から描きだしていた。

自分に足りないものを見つけ、それを補う努力とヒントを探し続けてきた中村俊輔が、試合直後のインタビューという場においてチームとしての課題を監督や前キャプテンの宮本ように、求められていない内容にまで突っ込んで伝えようとしたこと。
その小さくない変化に私は少なからず驚いた。

それがチームを俺が率いていくという自覚からきたものなのか、現在の日本代表に感じた危機感からきたものだったなのか。
今後の彼の言動に注目を抱かせてくれる興味深いインタビューだった。

想像を超えるプレッシャーと少なくない不安があったであろう初戦。
彼の素晴らしいFKが初ゴールとなり、この試合の唯一の目的であった勝ち点3を取れたこと。
ミスからの2失点を今後の課題として活かせるのであれば、スタートとしては上々であった。

グループ1の3位になってもグループ2の3位とのプレーオフが用意され、その次の大陸間プレーオフの相手がオセアニア地区1位という今回のシステムを考えれば、ワールドカップ4大会連続出場への歩みは大きく前進した。

来年6月までの長い予選の中で、オシムも岡田監督も目指していたワールドカップ本大会で戦えるチームとなっていくために、目標を再度監督自身と選手、そして日本サッカー協会を含めたサポーターが明確にし、今までの日本代表にない軌跡を残していって欲しい。

【脳梗塞で倒れたオシムへ届いた?!サポーターのオシムコール】

千葉サポーター ゴール裏


横浜サポーター ゴール裏


【地球上のいたるところではじまったワールドカップ最終予選の結果】

<アジア>
バーレーン 2−3 日本
カタール 3−0 ウズベキスタン

サウジアラビア 1−1 イラン
UAE 1−2 北朝鮮

<オセアニア>
フィジー 2−0 バヌアツ
ニューカレドニア 1−3 ニュージーランド


<欧州>
マケドニア 1−0 スコットランド
ウェールズ 1−0 アゼルバイジャン
ポーランド 1−1 スロベニア
スロバキア 2−1 北アイルランド
モルドバ 1−2 ラトビア
アルメニア 0−2 トルコ
グルジア 1−2 アイルランド
アルバニア 0−0 スウェーデン
ウクライナ 1−0 ベラルーシ
ノルウェー 2−2 アイスランド
ハンガリー 0−0 デンマーク
イスラエル 2−2 スイス
マルタ 0−4 ポルトガル
アンドラ 0−2 イングランド
ルーマニア 0−3 リトアニア
モンテネグロ 2−2 ブルガリア
ルクセンブルク 0−3 ギリシャ
クロアチア 3−0 カザフスタン
セルビア 2−0 フェロー諸島
リヒテンシュタイン 0−6 ドイツ
ベルギー 3−2 エストニア
オーストリア 3−1 フランス
キプロス 1−2 イタリア
スペイン 1−0 ボスニア・ヘルツェゴビナ


<南米>
アルゼンチン 1−1 パラグアイ
エクアドル 3−1 ボリビア
コロンビア 0−1 ウルグアイ
ペルー 1−0 ベネズエラ


<アフリカ>
ジブチ 0−3 マラウイ
リビア 1−0 ガーナ
アルジェリア 3−2 セネガル


<北中米カリブ海>
メキシコ 3−0 ジャマイカ




ke2514ke2514  at 17:17コメント(0)トラックバック(0)  この記事をクリップ! 

Free Hugs ひとりの人から生まれる流れ  3



◆「大きな人の流れも、一人の人が動くところから生まれます。
もしもあなたが、自分には大したことはできないと思ってしまったら、隣にいる人も意気をそがれてしまい、大きなチャンスを逃すことになるでしょう。
反対にわたしたち一人一人が利他的に動くことによって、ほかの人を力づけることができるでしょう。
慈悲に溢れた心と気持ちでもって、世界とともに。」

ダライ・ラマ法王米国議会黄金勲章受賞記念特別寄稿より
  「平和はわたしたちすべての内にある」

  
今日、スタッフに、
「北京オリンピックで何が印象に残った?」
と聞いてみた。
彼女の答えは、私のそれと同じだった。
ボルトの100m走である。

多くの人に共通した驚きだったと思うけれど、
やはりゴール手前10mからのボルトは・・・、まさに衝撃だった。

私はディズニーランドに全く感動しない、ということで周囲の人間からなんで???と言った表情や、
「かわいそう」
なんていう言葉まで浴びせられるのだけど、自分の中では、明確な答えがある。

「不確定要素があるかどうか?」
が心に振動が生まれるか生まれないかの基準。

高校時代に働いていたハンバーガーショップの店長から教えてもらった、ディズニーランドでの掃除への取り組みやミッキーマウスに入っているスタッフの情報漏洩の徹底など、お客様に楽しんでもらう為の徹底したサービス手法、世界観の構築に対する信念は、
「なるほど!さすが!」
と思ったし、イベント業務に携わらせて頂いている今、その継続性には脱帽の思いを抱く。

実際にディズニーシーに行った時に、そういうスタッフに目を向けておけば良かったのだけど、自分の中に
「やっぱり自分は楽しめないだろう」
という思いと同時に
「もしかしたら、すごい楽しいのかも」 
という期待感もあったので、完全にお客さん目線で(色眼鏡はかけてたけど)施設を廻った。

印象に残ったものは、正直ない。
そんな自分を悲しむ自分もいた。
一緒に行った奥さんには、テンションの低い自分が横にいて、申し訳なかったと思う。

その後、その印象を語ると、
「世界観を楽しむものなんですよ」  
と数人の知人から、またかといいう位に言われた^^。

で、オリンピックのボルト。
彼の中には、また彼の家族やチームスタッフ、関係者にはオリンピックで勝つという明確なイメージがあったと思う。 
そして、それを実現させる為に、並外れた努力をし、少なくないものを犠牲にして望んだのだと思う。

身体能力、新しいスタイルの走法、そして他の走者と異なるメンタリティ・・・。
走った後になって、あの衝撃的な事実を言葉やデータで分析することはできる。
でも、レースに至るまでには、体調、精神面、人間関係といった様々な要素がまさに不確定で存在したと思う。
  
レース会場に入って、スタートするまで、そして走り始めてからの会場の空気や周囲の選手が醸し出す空気・・。
そういったものが影響を及ぼすことは、スポーツやその他の分野でもよくあること。
  
誰もいない所で、一人で走り、タイムを争うレースの方が記録は伸びるのか?
少なくとも観客や競争相手から来るプレッシャーはゼロになる。

競争相手がいることがプラスに作用することは多分にある。
観客の期待、外部からのプレッシャーが原動力になることは、一流選手の証でもある。
勝つことを目的にしていたボルトにとっては、周りのライバルの存在が彼の力を全て出す要因になったのだろう。
そういう意味では、
(ボルトの才能+努力+メンタリティ)×ライバル=衝撃フィニッシュ+世界新記録と言える。


今、改めて気づいた。
私は、日常生活においても、仕事においても不確定要素から生まれる偶然や過去の経験にない瞬間との出会いに対する思いが人一倍強い。
だから、イベントで人を集めるといった仕事が好きなのだろう。

考えてみれば、今後本格的に取り組んでいく新事業もモバイルを使った集客・情報発信業務で、イベントに通じるものが多分にある。

集うお客さんの反応、増えていく数、関わる運営スタッフの頑張りと協力者の広がり・・・。
そういった面で、思いっきり膨らませたイメージを超える喜びを得ることが多い仕事だから、やっぱりイベント・集客が好きだ。


動画にある【Free Hugs】について、書こうと思ったのだけれど、書きながら全然違うことを書き始めてしまった。
【Free Hugs】に心を奮わせられるられる理由が、一人の男の一歩を踏み出す勇敢な姿と、そこに集う人々が連鎖的に生み出す一体感にあると思っていたけど、その背景にあるどういう結果になっていたか分からない、また以下のような事態

・変質者扱いされる
・一人の人にも理解されない
・警察にストップさせられる(実際に起きた)

が起きていたかもしれないといった不確定要素が存在する中で、紡ぎだされていった一人一人の人間の繋がりたいという感情、それを掘り起こしたオーストラリア人の行動に触れたくて、何度も何度もこの動画をクリックしてしまうのだ、と今気付いた。

ボルト=あらゆる要素をプラスに結実させて生まれた奇跡のような事実
ダライラマ語録=「大きな人の流れも、一人の人が動くところから生まれます」
Free Hugs=ひとりの動きから生まれた29,657,744 HUGS(2008.8.22現在)
    
北京オリンピックで同じくボルトが最も印象に残ったスタッフは、ディズニーの世界も楽しめる心の持ち主。
少しばかり羨ましい・・・。

  
  
  

ke2514ke2514  at 23:57コメント(0)トラックバック(0)  この記事をクリップ! 

自分×自分コミュニケーション  1

恋愛、仕事、友人・・・。

人はそれぞれの関係において、言語というツールを用いコミュニケーションを行なう。
しかし、それは非常に難しいものである。


自分×自分のコミュニケーションが取れていないと、他者とのコミュニケーションは取れない、とよく思う。
そこが欠けた言葉のやり取りは、一方通行なマスターベーションになる。


「分かってもらいたい。認められたい。」
「理解したい。応えてあげたい。」

ターザン山本氏がよく言われる言語感覚。
これを磨かないと、そういった欲求は満たされない。


早急な対応に迫られる場面が増え、コミュニケーションツールが発達する今後において、より自分×自分のコミュニケーションが重要になると思う。


「相手に自分の想いを伝える。」
「相手の想いを理解する。」

そこに人としての喜びがあるはず。



ke2514ke2514  at 21:05コメント(0)トラックバック(0)  この記事をクリップ!